~抱える問題点①
接骨院・整骨院は柔道整復師と呼ばれる国家資格者が運営する施術所です。捻挫や打撲などの外傷に対して保険を使うことが出来ます。その整骨院ですが、問題点を抱えています。ここでは、整骨院の抱える問題点を紹介します。
①「急性」「亜急性」の言葉の意味
柔道整復で保険が適用されるのは「急性」「亜急性」の負傷(骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷)ですが、この「急性」「亜急性」という言葉の意味に問題があります。
医学的には「急性」「亜急性」はというと負傷の時間経過を指す言葉です。
「急性」(症状が強く表れたとき)→「亜急性」、回復期(症状が落ち着いたとき)
→慢性、陳旧性(症状が落ち着いているが、治癒しない状態が続くとき)と変化していきます。
一方で、柔道整復術では、「急性」「亜急性」とは力の加わり方、負傷の仕方のことを指す言葉となっています。
「急性」の負傷とは、原因と負傷の因果関係がはっきりしているもので、転倒したり物にぶつかったりするなど瞬発的な力による負傷のことになります。
「亜急性」の負傷とは、原因がすぐには判明せず、生活の中で繰り返し受ける力によって生じる負傷のことです。「亜急性」の中でも徐々に悪化していくもの(例えば、スポーツ障害の野球肘、テニス肘)とあるとき突然に負傷となるもの(例えば、疲労骨折)に分かれます。
この「急性」「亜急性」の(「医学的なもの」と「柔道整復術的なもの」との)意味の違いのせいで、度々問題が起きているので、意味を統一する、別のことばで置き換える、別のことばを作り出す、保険請求範囲を見直すといったことが、必要かもしれません。
